Works実績紹介
【パッケージデザイン・構造設計】老舗の品格に、新しい出会いを。「笹かまぼこ 吉次入り」
仙台の老舗・松澤蒲鉾店様が手がける「笹かまぼこ 吉次入り」のギフトパッケージです。長く親しまれてきた仙台名物・笹かまぼこの品格を大切にしながら、これまでとは異なる売り場や、新しいお客様との出会いにもつながるパッケージを目指して開発しました。求めたのは、老舗の商品としての重厚感と、売り場で思わず目に留まる新鮮さの両立です。松澤蒲鉾店様と議論を重ねながら、グラフィックから箱の構造、開封したときの見え方まで、一つのギフトとして設計しました。
1. 伝統を守りながら、新しいファンへ
歴史ある商品をリニューアルするとき、単に新しく見せればよいわけではありません。松澤蒲鉾店様らしい品格を受け継ぎながら、初めて商品を見る人にも興味を持ってもらえること。その両方を成立させるため、従来の笹かまぼこのイメージにとらわれすぎず、現代的でキャッチーな表現を取り入れました。特に英語のメッセージは、単なる装飾としてではなく、このパッケージを特徴づけるグラフィックの重要な要素として採用しています。仙台名物として長く受け継がれてきた商品だからこそ、昔からのファンだけに閉じるのではなく、これまで笹かまぼこになじみのなかった人にも手に取ってもらいたい。その思いを、老舗らしい佇まいを損なわない新しい表現へと落とし込みました。
2. 箱を開けて、もう一度印象に残る
外観だけでなく、箱を開けた瞬間の体験もデザインしています。蓋を開くと、外装とは印象の異なるキーカラーとともに松澤蒲鉾店様からのメッセージが現れます。売り場で商品と出会い、手に取り、贈り物として受け取り、そして箱を開ける。その一連の流れの中で、パッケージを通じてつくり手の思いが伝わる仕掛けです。包装資材を単なる商品の保護材として完結させず、企業と商品を受け取った人とのコミュニケーションを生み出す媒体として活用しています。
3. 笹かまぼこを美しく見せる、専用の構造設計
ギフトとしての佇まいを支えているのが、内容物に合わせた構造設計です。箱を開けたときに笹かまぼこが整然と並ぶよう、専用の仕切りパーツを設計。輸送や持ち運びの際に商品を保持する機能だけでなく、開封した瞬間の商品そのものの見え方にも配慮しています。外装のグラフィック、開封時に現れるメッセージ、そして美しく収められた笹かまぼこ。それぞれを別々に考えるのではなく、手に取ってから開けるまでを一つのパッケージ体験として設計しました。仙台名物として受け継がれてきた笹かまぼこに、現代の売り場や新しいお客様との接点をつくる。伝統を守るだけでなく、時代に合わせて表現を更新していく松澤蒲鉾店様の姿勢を形にしたパッケージです。
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