Works実績紹介

及善蒲鉾店厚焼き笹かまぼこ リアスの秘伝 パッケージ

厚焼き笹かまぼこ リアスの秘伝 パッケージ - 画像1
Client
及善蒲鉾店
Art director
稲葉晴彦
Package planner
荒木賢一朗

クライアントホームページ

【ブランド再構築・受賞商品】受け継いだ力強さを、次の時代へ。「リアスの秘伝」

宮城県南三陸町の及善蒲鉾店様を代表する、厚焼き笹かまぼこ「リアスの秘伝」のパッケージデザインです。「リアスの秘伝」は、商品開発初年度に第46回全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞を受賞した、及善蒲鉾店様を象徴する商品です。現在も仙台駅の店舗などで同社を代表する商品として販売されています。弊社では、「及善の笹かまぼこ」のリニューアルとあわせて、商品ラインアップ全体を見渡したブランド再構築の一環としてパッケージデザインを担当。長く親しまれてきた商品名と力強い書体を大切に受け継ぎながら、モチーフやカラーリングを再設計し、これからの及善蒲鉾店様を象徴するパッケージへと再構成しました。

1. 受け継ぐものと、変えるもの

「リアスの秘伝」のリニューアルで重視したのは、長年積み重ねてきた商品の記憶を途切れさせることなく、新しいブランドの姿へつなぐことでした。「リアスの秘伝」という商品名と、従来のパッケージで印象的に使われてきた力強い書体は、この商品が培ってきた大切な資産です。そのため、すべてを新しくするのではなく、商品を象徴する要素として継承しました。そのうえで、同時にリニューアルを進めた「及善の笹かまぼこ」をはじめ、今後の商品展開まで見通しながら、モチーフやカラーリング、情報の見せ方を再設計。一商品の装いを変えるのではなく、ブランド全体の中で「リアスの秘伝」がどのような存在であるべきかを整理するところからデザインしています。

2. 「切り子」でつなぐ、及善蒲鉾店のブランド

グラフィックには、「及善の笹かまぼこ」と共通する「切り子」の意匠を採用しました。農林水産大臣賞を受賞した象徴的な商品である「リアスの秘伝」と、定番商品として幅広く親しまれる「及善の笹かまぼこ」。それぞれの商品としての個性や位置づけは異なりますが、共通するグラフィックを用いることで、「切り子のデザイン=及善の商品」という視覚的な共通言語をつくりました。一方で、サイズやカラーリングには明確な違いを設け、売り場ではそれぞれの商品を識別できるようにしています。個々の商品を目立たせるだけではなく、複数の商品が並んだときに「及善蒲鉾店の商品群」として認識されること。パッケージを単品ではなく、ブランドを形成する一つの要素として捉えたデザインです。

3. 時代に合わせて、進化を続ける商品

「リアスの秘伝」は、商品開発初年度の第46回全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞を受賞。その後も長く販売が続き、近年の全国蒲鉾品評会においても入賞するなど、及善蒲鉾店様を代表する商品のひとつとして受け継がれています。そして、商品が長く親しまれてきたように、そのパッケージも一度完成した姿を固定するのではなく、売り場や時代の変化に合わせて少しずつ進化を続けています。長く親しまれてきた商品名や力強い書体、ブランドを象徴する「切り子」という核は守りながら、必要な部分は時代に合わせて更新していく。変えてはいけないものと、変えていくべきものを見極めながら、ブランドを次の時代へつなぐ。「リアスの秘伝」は、そんな及善蒲鉾店様の姿勢を象徴する商品のひとつです。弊社では「リアスの秘伝」と「及善の笹かまぼこ」を同じブランド体系の中で捉え、既存の商品資産、グラフィック、カラーリングなど、それぞれの役割を整理しながらパッケージを再構築しました。個々の商品をデザインするだけではなく、複数の商品を通じてブランドの姿を整えた事例です。

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